放射線技術科
放射線技術科
放射線技術科は、病院の理念である
「地域の笑顔(SMILE)を大切にし、知識と技術を高め、安全で適切な医療を提供する」
を基盤として、画像診断および放射線治療に必要な高品質な画像情報と診療情報の提供に努めています。
最新の画像診断装置と高度な専門知識・技術を備えたスタッフが、正確・迅速・安全な検査を行うことで、診断精度の向上と患者様の負担軽減を目指しています。
検査に関するご不明点やご不安な点がございましたら、どうぞ遠慮なくお尋ねください。丁寧にご説明いたします。
■ スタッフ構成
・放射線科医:1名
・診療放射線技師:16名
・看護師(オペ室兼任)
・受付:1名
診療放射線技師の認定資格
・放射線取扱主任者(第1種):5名
・検診マンモグラフィ撮影認定技師:4名
・救急撮影認定技師:1名
・X線CT認定技師:1名
・画像等手術支援認定診療放射線技師:1名
・災害支援認定診療放射線技師:1名
・臨床実習指導者:3名
・超音波検査士:2名
多様な認定資格を持つ技師が在籍しており、救急医療・手術支援・検診・教育など、幅広いニーズに対応できる体制を整えています。
■ 勤務体制
通常日勤:8:30〜17:00
■ 保有機器一覧
当科では、以下の放射線診断装置・関連機器を運用しています。
・一般撮影装置:2台
・パノラマX線撮影装置:1台
・マンモグラフィ撮影装置:1台
・骨密度測定装置(DEXA):1台
・ポータブル撮影装置:5台
・Cアーム透視撮影装置:2台
・血管造影撮影装置:1台
・多目的デジタルX線TVシステム:1台
・CT(64列マルチスライス):1台
・MRI(1.5T):1台
・超音波診断装置
【各検査・装置のご紹介】
■ 一般撮影装置(レントゲン撮影)

当院では、すべての一般撮影画像をデジタル化し、高解像度画像を迅速に各診療科へ提供しています。これにより、診断の効率化と患者様の待ち時間短縮に寄与しています。

● パノラマ撮影
パノラマ撮影では、歯列全体や上下顎骨を一度に広範囲で撮影することができ、口腔内の状態を立体的に把握できます。
主に以下の診断に役立ちます。
・むし歯・歯周病の評価
・親知らずの位置・形態の確認
・顎関節症の診断補助
・顎骨の外傷、腫瘍、嚢胞の評価
また、必要に応じて断層撮影(トモグラフィ)を行うことで、顎骨内部の構造や病変の広がりをより詳細に確認でき、治療計画の精度向上に寄与します。
●セファロ撮影(頭部X線規格写真)
セファロ撮影は、頭部・顎顔面の骨格を一定の規格で撮影する検査で、特に以下の領域で重要な役割を果たします。
・矯正歯科治療の診断・治療計画
・顎変形症の評価
・顎顔面の成長発育の分析
・咬合異常の評価
規格化された撮影により、治療前後の比較や成長変化の評価が正確に行えるため、歯科・矯正歯科領域では欠かせない検査です。
パノラマ撮影・セファロ撮影ともに、短時間で負担の少ない検査でありながら、診断に必要な情報を的確に得ることができます。
患者様が安心して検査を受けられるよう、スタッフが丁寧にご案内いたします。
■ マンモグラフィ撮影装置

乳房X線検査(マンモグラフィ)は、乳がんの早期発見に不可欠な検査です。
当院では、令和4年1月に「高画質」「低線量」「断層撮影(トモシンセシス)対応」の最新デジタルマンモグラフィ装置へ更新しました。これにより、乳腺実質の重なりを軽減し、小さな病変や微細石灰化の描出能が向上しています。
マンモグラフィ撮影認定技師4名が在籍、検査はすべて女性技師が担当します。
患者様のプライバシーと心理的負担に配慮しながら、適切なポジショニングと高品質な画像取得に努めています。
■ 骨密度測定装置(DEXA)


骨密度検査は、骨に含まれるミネラル成分(骨塩)量を測定し、骨粗鬆症の診断・治療評価・骨折リスク評価に用いられる検査です。
当院では、DEXA法(Dual Energy X-ray Absorptiometry)を採用しており、腰椎・大腿骨近位部などを中心に、高精度かつ再現性の高い骨密度測定が可能です。
骨塩量の減少を早期に把握し、内科・整形外科などと連携して、適切な治療介入や生活指導につなげています。
■ X線Cアーム透視撮影装置

X線透視検査は、体内をリアルタイムに観察しながら行う検査・処置支援です。
当院のCアーム透視装置は、以下のような検査・治療に用いられています。
・内視鏡と併用した胆道・膵管造影・治療(ERCP関連)、気管支・大腸内視鏡検査時の位置確認
・整形外科領域における骨折整復・骨接合術の支援
・胃透視・注腸造影などの消化管造影検査
・尿路造影・子宮卵管造影などの泌尿器・婦人科領域の造影検査
透視下で器具の位置や造影剤の流れを確認しながら、安全かつ確実な検査・処置が行えるようサポートしています。
■ 血管造影撮影装置

当院では、令和2年3月にドイツ・シーメンス社製の最新血管撮影装置を導入しました。
主な特徴:
・同時2方向撮影に対応し、従来の1方向撮影装置と比較して、被ばく線量および造影剤使用量の低減が可能
・高度な画像処理・解析アプリケーションを搭載し、脳血管・冠動脈・末梢血管などの詳細な評価が可能
・脳動脈瘤に対するコイル塞栓術、狭窄・閉塞血管に対する血管拡張術・ステント留置など、血管内治療(IVR)を安全かつ効率的に支援
また、高画質3次元撮影(3D-DSAやCTとの併用)を積極的に活用し、複雑な血管病変に対しても、より安全で精度の高い治療が行える体制を整えています。
■ CT撮影装置(64列マルチスライスCT)

CT(Computed Tomography)は、X線を用いて体の断面像を得る検査で、急性期疾患から慢性疾患まで幅広い診断に用いられます。
当院の64列マルチスライスCTは、以下のような特徴を有しています。
・高速撮影により、十数秒程度で全身の断層像取得が可能
・造影CTにより、冠動脈・脳血管・頸動脈・腹部血管などの詳細な評価が可能
・専用3DワークステーションによるMPR・MIP・VRなどの3D画像処理に対応
救急疾患(脳卒中・外傷・肺塞栓症など)の迅速な診断に貢献
検査時間は内容により異なりますが、おおむね10〜20分程度で終了します。
被ばく線量の低減にも配慮しながら、診断に必要な情報を的確に提供できるよう撮影条件を最適化しています。
■ MRI(1.5T)磁気共鳴画像装置

MRI(Magnetic Resonance Imaging)は、強い磁場と電波を利用して体内の構造や血流情報を得る検査で、X線被ばくを伴わないことが大きな特徴です。
当院の1.5テスラMRI装置では、以下のような検査を行っています。
・頭部MRI・MRA:脳梗塞、脳腫瘍、脳動脈瘤、血管狭窄など
・脊椎(頸椎・胸椎・腰椎):椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症など
・関節(膝・足関節など):靱帯損傷、半月板損傷など
・腹部(肝臓、胆道系、MRCPなど)
・骨盤(子宮・卵巣・前立腺など)
・乳房MRI(左右同時撮像)
高解像度撮像により、小さな脳動脈瘤や微細な病変の描出に優れており、急性期脳梗塞の診断にも有用です。
検査中は磁場や騒音などに配慮し、患者様が安心して検査を受けられるよう説明と環境整備を行っています。
■ 超音波診断装置

超音波検査(エコー)は、人の耳には聞こえない高周波音波(2〜10MHz)を用いて体内を観察する検査で、被ばくがなく、身体への負担が少ないことが特徴です。
当院では、主に腹部超音波検査を診療放射線技師が担当しており、以下の臓器を中心に評価しています。
肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・腎臓・子宮・卵巣・膀胱・前立腺 など
臓器の形態だけでなく、血流情報(ドプラ法)も含めて評価することで、さまざまな疾患の早期発見に役立てています。
【各医療機関の皆様へ】
他医療機関からの紹介検査、受託検査、検診、機器共同利用について
- 紹介検査について
他医療機関より当院への紹介。 地域連携室にて診療予約、検査予約を行って下さい。(診療情報提供書、予約依頼票が必要となります)同意書が必要となる検査は、原則宮古病院へ紹介して頂く事になります。 - (紹介検査・受託検査・検診・機器共同利用)
当院では、地域医療機関との連携を重視し、紹介検査・受託検査・検診・機器共同利用を行っています。
■ 紹介検査
他医療機関から当院へ患者様をご紹介いただく場合は、地域連携室にて診療予約・検査予約を行ってください。
必要書類:診療情報提供書、予約依頼票
検査内容によっては同意書が必要となる場合があり、その際は原則として宮古病院での実施となります。
■ 受託検査
診察を伴わず、検査のみを当院で実施する依頼検査です。
実施には事前に当院との契約が必要です。
地域連携室にてお申し込みのうえ、検査予約を行ってください。
■ 検診
宮古島市から委託された検診を実施しています。
現在、当院では宮古島市が実施するマンモグラフィ検診(無料クーポン券・個別検診のみ)に対応しています。
■ 機器共同利用
依頼元医師が患者様とともに来院し、当院の装置を使用して検査を行う方式です。
実施には事前契約が必要です。
地域連携室にてお申し込み後、検査予約を行ってください。
必要書類:予約依頼票、検査内容により同意書
■ お問い合わせ
宮古病院 地域連携室
TEL(代表):0980-72-3151(内線 1151)








