診療科・部門リハビリテーション室

リハビリテーションの分野

基本方針

当院リハビリテーション室は、急性期病院においてリスク管理に留意しながら入院早期から介入を開始し、その人らしい生活を続けていけることを目標に各種のリハビリテーション医療サービスを行っていきます。

スタッフ構成(総勢)

  • リハビリテーション専門医師1名
  • 理学療法士9名
  • 作業療法士5名 (うち1名は精神科リハビリ専従)
  • 言語聴覚士3名
  • リハビリ助手3名

 

施設基準

  • 脳血管疾患等リハビリテーション料(I)
  • 運動器リハビリテーション料(I)
  • 呼吸器リハビリテーション料(I)
  • がん患者リハビリテーション料

各種療法士による早期リハビリテーション

理学療法(PT)Physical Therapy
理学療法とは病気、けが、高齢、障害などによって運動機能が低下した状態にある人々に対し、運動機能の維持・改善を目的に運動、温熱、電気、水、光線などの物理的手段を用いて行われる治療法です。
当院では入院早期よりリスク管理の上、起居動作から歩行など基本動作に対して、『解剖学』『生理学』『運動学』的に分析し、具体的な治療プログラムを身体・精神・環境面から立案・実施します。

作業療法(OT)Occupation Therapy
日常生活のさまざまな動作・作業を運動・精神面で分析し、動作・作業を介してその人らしい生活行為の獲得に向けアプローチします。
特に当院急性期医療として手の外傷後のリハビリや、社会復帰に向けての職業関連動作、「高次脳機能障害」のリハビリにおいても理学療法士や言語聴覚士と連携し獲得を目指します。

言語聴覚療法(ST)Speech-Language-Hearing Therapy
言語聴覚療法は、病気やケガ等により身体に障害をきたし日常生活が不自由になった患者さんの「話す」「聞く」「読む」「書く」「食べる」「飲み込む」等に対して、コミュニケーション機能向上、経口摂取再獲得などを目的に、言語訓練、構音訓練、摂食・嚥下訓練を行なっております。
身近な方とコミュニケーションがより容易に行えるよう、また、社会復帰や「再びお口から食べたい」という願いを叶えるためにお手伝いさせて頂きます。

外来小児リハビリテーション

運動発達しょうがい児の運動発達促進訓練、呼吸訓練、言語訓練、嚥下訓練を行なっております。義肢装具士と連携し装具や補助具設定、家族への療育相談・指導を行いながら、地域療育支援施設へつなげてシームレスな療育ができるように支援しています。

精神科作業療法

統合失調症、気分(感情)障害などで入院した方に対し、治療の一環で手芸・工作、趣味活動などの集団活動や、心理教育などの個別介入を通した作業療法を提供します。

地域包括ケア病床におけるリハビリテーション

急性期治療を終え病状が安定しても、在宅生活に移行するにはしばらくリハビリテーションの継続や、社会制度の活用、環境整備などの調整が必要な方に利用していただくのが地域包括ケア病床となります。医師、看護師、ケースワーカーとともに専従のリハビリテーションスタッフにて介入していきます。

その他

【各科カンファレンスの様子】

脳神経外科カンファレンス

整形外科カンファレンス

リハビリテーション(内科)カンファレンス

他にも循環器カンファレンスや地域包括病床カンファレンスなどを運営します

【院内講習(移乗動作支援)】

新任の看護師への移乗動作講習

【言語聴覚士と栄養室の連携】

他職種との連携が大切です

【屋上歩行練習場】

屋外の風に癒されます

風に揺れるサトウキビ 会話も弾みます